『すいません』
『すみません』
『すんません』
一文字違いの言葉ですが、
この3つの違い、わかりますか?
国語の授業では習わないので、
実はなんとなくしか知らないという方も
おられるのではないでしょうか?
どいうわけで今回は
『すいません』『すみません』
『すんません』の違いを
調べてみました。
- すいません・すみません・すんませんの違いとは?
- 上司に謝るとき!正しいのはどれ?
- 文章で謝るとき!正しいのはどれ?
について詳しくお話しします。
この3つは友達同士ならどれでもいいのですが、
上司に謝るときと文章で使うときには
正しく使い分けないと
大変なことになりかねません(-_-;)
念のため、一緒に確認していきましょう!
すいません・すみません・すんませんの違いとは?
『すいません』『すみません』『すんません』は
全部軽い謝意や注目を表す言葉です。
たとえば、
「(喫茶店で)すいません、お水ください」
「すみません、遅れました」
「(友達に)すんません、ジュース代貸して」
という感じですね(*^-^*)
日常生活でとってもよく使う言葉ですが、
この3つの違いを紐解いていきましょう。
1.すいませんとは?
まずは『すいません』から。
これは『すみません』の口語で、
正しい日本語ではありません。
よく使ってしまいがちですし
口で言う限り特に目立ちませんが、
正式な場では「すみません」と
はっきり発音するほうが好印象です。
2.すみませんとは?
『すみません』は正しい日本語です。
『すみません』を辞書で調べると
《動詞「す(済)む」の連用形+丁寧の助動詞「ます」の未然形+打消しの助動詞「ん」》「すまない」の丁寧語。相手に謝罪・感謝・依頼などをするときに用いる。
(引用元:コトバンク)
とあります。
動詞の「すむ」+未然形助動詞の丁寧語なので、
「まだすんでいなくてごめんなさい」
という意味ですね。
たとえば、
「遅れてすみません」
(時間通りに到着していなくてごめんなさい)
「すみません、持ってくるのを忘れました」
(まだ持ってきていなくてごめんなさい)
という感じで使います。
3.すんませんとは?
最後に『すんません』ですが、
これはかなり砕けた口語です。
正しい日本語ではありません。
友達同士限定で使うようにしましょう。
- すいません:すみませんの口語。
- すみません:
動詞「する」+未然形助動詞
相手に謝罪などを伝える言葉 - すんません:かなり砕けた口語。
上司に謝るとき!正しいのはどれ?
さて。
ここまで読んでくださったあなたなら、
上司に謝るときはどれが正しいか
もうお分かりですよね(*^-^*)
…
…
そう!『すみません』です。
正しい日本語なのは『すみません』なので、
上司には正しく謝りましょう。
ただし!
すみませんは軽い謝意を伝える言葉なので、
すみませんで謝れるのは軽いミスのみです。
大きなミスをやらかしてしまったときや
遅刻してしまったときなどは、
『申し訳ございません』
を使いましょうね(*^-^*)
文章で謝るとき!正しいのはどれ?
すみませんは軽い謝罪なので
メールで使うことが多いと思いますが、
予測変換などでうっかり
「すいません」「すんません」としないよう
気を付けてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
『すいません』『すみません』
『すんません』の違いは、
- すいません:すみませんの口語。
- すみません:
動詞「する」+未然形助動詞
相手に謝罪などを伝える言葉 - すんません:かなり砕けた口語。
です。
正しい日本語なのは『すみません』だけ。
- 上司に謝るとき
- 文章で謝るとき
には必ず『すみません』を使いましょう。
『すいません』『すんません』は
すみませんの口語なので、
友達同士に限定しておくのが無難です。