『利子』『利息』『金利』。
どれもお金についてくるお金ですが、
この3つの違い、わかりますか??
私は行政書士をしているのですが、
よくお客様からこの3つの違いを聞かれます。
というわけで今回は
『利子』『利息』『金利』の違いを
調べてみました。
- 利子・利息・金利の違いとは?
- 銀行によっては利息を利子と呼ぶの?
について詳しくお話しします。
この3つの違い、
実はとっても簡単なんです。
なのに結構喜んでもらえる豆知識なので、
この質問をもらったときは
ウキウキとお答えしています(*^-^*)
あなたもぜひお友達に
教えてあげてくださいね。
利子・利息・金利の違いとは?
『利子』『利息』『金利』を
辞書で調べてみると、
利息とは資金の貸借の対価あるいは貸借される資金の使用料のことをいい,金利,利子と同義である。
(引用元:コトバンク)
とあります。
この3つは
- 使う立場
- よく使う場面
が違うだけで意味は同じなのです。
それぞれどの立場で使うのか、
どういう場面で使うのかみていきましょう。
1.利子とは?
まずは『利子』です。
『利子』はあなたが
お金を借りた立場のときに支払うものです。
たとえば
- 100万円を借りた利子を毎月支払う。
- 家のローンの利子の支払いがつらい。
というような場面で使います。
2.利息とは?
次は『利息』です。
『利息』は『利子』の逆で、
あなたがお金を貸した立場のときに
受け取るものをいいます。
たとえば
- 100万円を貸した利息をもらう。
- 銀行預金の利息をもらってうれしい。
というような場面で使います。
3.金利とは?
最後は『金利』です。
『金利』はどちらかというと
『利子』『利息』そのものの意味で
よく使われます。
たとえば
- 金利5%で100万円を貸す。
- 定期預金の金利が高い銀行はどこかな?
- ゼロ金利政策
という感じですね。
『利息』や『利子』の割合という意味で
使われることも多く、
「今月の金利を払う」とはあまり言いません。
意味は全部同じで、
お金の貸し借りの際に支払う使用料のこと。
- 利子:
お金を借りた立場のときに使う。 - 利息:
お金を貸した立場のときに使う。 - 金利:
利息や利子そのものの意味でよく使われる。
利息や利子の割合の意味で
使われることも多い。
銀行によっては利息を利子と呼ぶの?
銀行に預金をしたときには
『利子』や『利息』を受け取りますよね。
あなたが預金をするのですから
あなたは貸す立場になるのですが、
銀行によっては
『利息』とは言わないこともあります。
一般的には
- 通常の銀行:利息
- ゆうちょ銀行:利子
を使います。
理由は定かではありませんが
ゆうちょ銀行は借りた自行の立場を、
他の銀行は貸したあなたの立場を
それぞれ重視しているのだと思われます。
つまり、『利子』『利息』の使い分けは
結構あいまいなんです…。
正直どれをいつどう使っても
意味は誤解なく通じます(*^-^*)
まとめ
いかがでしたか?
『利子』『利息』『金利』の意味は同じで、
お金の貸し借りの際に支払う使用料のことです。
ただ一応立場や場面で使い分けられており、
それぞれ
- 利子:
お金を借りた立場のとき - 利息:
お金を貸した立場のとき - 金利:
利息や利子そのものや
利息や利子の割合の意味で使うとき
によく使われます。
しかしこの使い分けはかなりあいまいで、
銀行でさえ呼び名が違います。
- 通常の銀行:利息
- ゆうちょ銀行:利子
と呼んでいるのです( ;∀;)
この違いの理由は定かではありませんが
ゆうちょ銀行は借りた自行の立場を、
他の銀行は貸したあなたの立場を
それぞれ重視しているのだと思われます。
つまり『利息』『利子』は
いつどっちをどう使っても大丈夫。
意味は通じます。
でも豆知識的に使い分けを覚えておくと
ちょっとした話題になって便利ですよ◎