『コリアンダー』と『パクチー』と『シラントロ』。
3つとも最近はやりの香草です。
香草というのは
ハーブなどの香りの強い野菜のことで、
料理の臭み消しや風味付けに使われます。
居酒屋などでも人気メニューになりつつある
この3つの香草ですが、
…その正体や違い、ご存知ですか?
私もはやりにのりたい!というわけで、今回は
コリアンダー・パクチー・シラントロの違いを
調べてみました。
- コリアンダーとは?
- パクチーとは?
- シラントロとは?
- カメムシの匂いがするって本当?
を詳しくお話しします。
この3つの違いを知っていると、
コリアンダーを買うときに迷いませんし、
ちょっとしたトリビアとして自慢もできます(^ ^)
1.コリアンダーとは?
「コリアンダー」とはずばり!
セリ科の香草のことで、
英語での呼び名です。
コリアンダーの日本での歴史は意外と古く、
江戸時代にポルトガルから伝来しました。
当時はポルトガル語からコエンドロと
呼ばれていましたが、
第二次世界大戦後には英語呼びが一般的となり、
今のコリアンダーが定着しました。
2016年あたりまでは
日本ではマイナーなハーブでしたが、
なぜだか一気にブームに!
2016年には今年の一皿に選ばれるなど
メジャーなハーブとなりました。
最近ではスーパーなどでも
売られているほどです。
2.パクチーとは?
「パクチー」とはずばり!
コリアンダーと同じです。
コリアンダーはタイ語ではパクチーと
呼ばれているというだけで、
まったく同じハーブです。
そのためタイ料理屋さんでは
コリアンダーではなくパクチーと
メニューに書かれていることが多いです。
春巻きやフォーなどのエスニック料理に
パクチーはとってもよく合いますよね(^ ^)
3.シラントロとは?
「シラントロ」とはずばり!
これもコリアンダーと同じで、
コリアンダーのスペイン語バージョンです。
コリアンダーをよく食べるメキシコで
シラントロと呼ばれています。
意外なことに、メキシコだけでなくアメリカでも
シラントロと呼ばれています。
英語圏なのに、不思議ですよね?
理由はアメリカでは
メキシコ料理をよく食べるから。
本場メキシコの言葉が一般的となったわけです。
カメムシの匂いがするって本当?
コリアンダー(パクチー・シラントロ)が
苦手な人がよく言う言葉に
「あれ、カメムシの匂いするじゃん!」
というのがありますね(;^^)
食べ物にカメムシはないでしょ…と思いますが、
これ、実は本当です。
コリアンダーの匂い成分は、
カメムシのあの臭い匂いとよく似ているのです。
ただ、私のようなコリアンダー好きとしては
「似てるけど全然違う」と言わせてください!
カメムシよりも青臭くありませんし、
不快な匂いではありません(断言)
ぜひタイ料理やメキシコ料理などと一緒に
ちょっとだけでも食べてみてください。
最初はカメムシがよぎるかもしれませんが、
お料理との相性の良さは抜群です!
タイ料理などの独特の風味と
コリアンダーの香りがバッチリあいまって、
よりおいしく食事を楽しむことができますよ(^^)
まとめ
いかがでしたか?
コリアンダー・パクチー・シラントロは、
ぜんぶ同じハーブを意味します。
- コリアンダー:英語
- パクチー:タイ語
- シラントロ:スペイン語
という違いがあるだけなので、
スーパーなどで買うときに
「パクチーはあるけどコリアンダーがない!」
とならないようにしてくださいね(^^)
コリアンダー(パクチー・シラントロ)は
カメムシの匂いがするという噂がありますが…
残念ながらこれは本当です。
コリアンダーの匂い成分とカメムシの匂い成分は
とってもよく似ています。
しかし!似ているだけでまったく違うものです。
コリアンダーのあの香りや風味は、
タイ料理やメキシコ料理との相性抜群!
苦手な方もぜひちょっと一口、
試してみてほしいおいしさですよ♪