『戸籍謄本』『戸籍抄本』『住民票』。
どれもわりと必要になる書類であり、
結構身近な手続きです。
ただ…
私は行政書士をやっているのですが、
依頼主に「戸籍謄本」を頼んだのに
持ってきてくれたのは「住民票」だった
ということが何度かありました(;’ω’)
特に「謄本」と「抄本」の違いは
なかなか難しいようです。
というわけで今回は
『戸籍謄本』『戸籍抄本』『住民票』を
調べてみました。
- それぞれどこにあるの?
- なぜワシントンD.C.と呼ぶの?
について詳しくお話しします。
この3つの違いを覚えておくと、
役所などで迷わなくて便利ですよ(*^-^*)
戸籍謄本・戸籍抄本・住民票の違いとは?
戸籍謄本・戸籍抄本・住民票の違いは、
ずばり書いてある内容です。
1つずつみていきましょう。
1.戸籍謄本とは?
戸籍謄本を辞書で調べてみると、
戸籍の記載の全部を写しとったもの。
(引用元:コトバンク)
とあります。
つまり戸籍謄本とは、
戸籍にかかれてあること全部のコピー
というわけです。
2.戸籍抄本とは?
全部書かれている戸籍謄本に対して、
戸籍抄本は限定的です。
戸籍抄本を辞書で調べてみると、
戸籍の記載のうち、請求者の指定した部分だけを抜き写したもの。
(引用元:コトバンク)
とあります。
つまり戸籍抄本とは、
戸籍のうち請求者が指定した部分だけのコピー
というわけです。
3.住民票とは?
住民票は、戸籍謄本・戸籍抄本と違って
戸籍とはまったく関係ありません。
住民票を辞書で調べてみると、
市区町村の住民について個人を単位とし、氏名・生年月日・性別・世帯主との続柄・住所・本籍などの事項を記載する公簿。
(引用元:コトバンク)
とあります。
つまり住民票はただの住民名簿の写しです。
個人の名前や住所などが記録されており、
世帯ごとに編成されています。
住民票は各自治体が管理しており、
この住民票に基づいて
選挙の案内や住民税の徴収など
さまざまな市民サービスが行われます。
- 戸籍謄本:
戸籍に書いてあること全部のコピー。 - 戸籍抄本:
戸籍のうち請求者が指定した部分だけのコピー。 - 住民票:
住民名簿の写し。
戸籍の意味とは?何が記載されているの?
戸籍にはなにが書かれているのか、
気になりますよね(*^-^*)
戸籍を辞書で調べてみると、
各個人の家族的身分関係を明らかにするために記載される公文書。
夫婦とその未婚の子で編成され、
各人の氏名・生年月日、相互の続柄(つづきがら)などを記載し、
本籍地の市町村に置かれる。
旧制では、家を単位とし、戸主および一家を構成する家族で編成された。
(引用元:コトバンク)
とあります。
簡単にいうと戸籍には
- あなたが生まれてから死ぬまでの記録
- あなたの家族関係
が記録されているというわけです。
戸籍をみれば、あなたがどこで生まれて
誰とどういう家族関係にあるのか、
すべてを知ることができます。
戸籍謄本・戸籍抄本・住民票が必要な手続きとは?
戸籍謄本・戸籍抄本・住民票はそれぞれ、
いろいろな手続きで必要となります。
戸籍謄本・抄本が必要な手続き
- パスポートの申請
- 結婚
- 年金請求の手続き
- 戸籍での身分証明が必要な職業の手続き
などなど…
謄本が必要か抄本でいけるかは、
手続きの内容な関係機関によって
異なります。
住民票が必要な手続き
- 転居
- 転校の手続き
- 国民年金などの手続き
- 住民票での住所証明が必要な場合
(携帯電話の家族割適用手続きなど)
などなど…
戸籍謄本・戸籍抄本・住民票は発行する値段も違うの?
戸籍謄本・ 戸籍抄本・住民票は
発行にかかる値段も違います。
いくらかかるかは自治体が決めるので
地域によって違いがあります。
だいたい
- 戸籍謄本:450円
- 戸籍抄本:450円
- 住民票:300円
といった感じです。
住んでる地域の市役所で発行できるの?
戸籍謄本・ 戸籍抄本・住民票は
発行できる役所も違います。
- 戸籍謄本:戸籍のある地域の役所
- 戸籍抄本:戸籍のある地域の役所
- 住民票:住んでいる地域の役所
郵送での発行もできます◎
まとめ
いかがでしたか?
『戸籍謄本』『戸籍抄本』『住民票』は、
- 戸籍謄本:
戸籍に書いてあること全部のコピー。 - 戸籍抄本:
戸籍のうち請求者が指定した部分だけのコピー。 - 住民票:
住民名簿の写し。
という違いがあります。
戸籍には、家族関係など
あなたが生まれてから死ぬまでのことが
記載されています。
住民票は住民名簿のようなもので、
あなたの氏名や住所などが書かれています。
戸籍謄本・ 戸籍抄本・住民票は
- 発行できる役所
- 発行に必要な値段
が違います。
郵送でも手続きできるので、
まずは役所に問い合わせてみてくださいね。