『飛行機』『航空機』『旅客機』。
どれも空飛ぶ乗り物ですが、
この3つの違い、わかりますか??
いざ「違い」っていわれると
つまってしまいますよね(-_-;)
この3つ、似ているようで
実は微妙に意味が違っているんです!
今回は
『飛行機』『航空機』『旅客機』の違いを
調べてみました。
- 飛行機・航空機・旅客機の違いとは?
- ヘリコプターが該当するのは?
他には何があるの? - 旅行で乗る機体はどれに該当する?
について詳しくお話しします。
ニュースなどを注意深く聞いていると
この3つがきちんと
使い分けられているのがわかって
面白いです(*^-^*)
飛行機・航空機・旅客機の違いとは?
『飛行機』『航空機』『旅客機』の違いは
ずばり!
- 推進力を備えているか
- 固定翼で飛ぶか
- 目的
の3点です。
1つずつどういうものか
詳しくみていきましょう。
1.飛行機とは?
まずは一番なじみのある言葉『飛行機』から。
『飛行機』を辞書で調べてみると、
推進用のジェットエンジンやプロペラを備え、前進に伴う空気流を固定翼によって揚力に変え、空中を飛行する航空機。
(引用元:コトバンク)
とあります。
つまり『飛行機』とは
エンジンやプロペラなどの推進力装置を備えた
固定翼で空を飛ぶ航空機の1種
というわけです。
厳密にいうと、
紙飛行機はエンジンがついてないので
飛行機じゃないってことですね(´;ω;`)
2.航空機とは?
次にもっとも意味が広い『航空機』を
みていきましょう。
『航空機』を辞書で調べてみると、
人が乗って空中を航行する機器の総称。飛行船・気球・グライダー・飛行機・ヘリコプターなど。現在では主に飛行機をさす。
(引用元:コトバンク)
とあります。
つまり『航空機』とは
人が乗って空を飛ぶことができる乗り物全部
というわけです。
人が乗れればなんでもいいので、
パラグアイダーなど推進力のないものも
すべて『航空機』に含まれます。
3.旅客機とは?
最後は『旅客機』です。
『旅客機』を辞書で調べてみると、
旅客を輸送する飛行機。
(引用元:コトバンク)
とあります。
つまり『旅客機』とは
お客さんを運ぶための飛行機というわけです。
お客さんを運ぶことが目的なので、
自衛隊やエアーフォースワンなどは
旅客機ではありません。
また、お客さんを安全に運ぶために
旅客機には航空機としての安全性のほかに
- 食事を提供する設備
- 空調設備
- 非常口
- エンジン2台以上
- 操縦士2人以上
などさまざまなルールがあります。
- 飛行機:
エンジンやプロペラなどの推進力装置を備えた
固定翼で空を飛ぶ航空機の1種 - 航空機:
人が乗って空を飛ぶことができる乗り物全部 - 旅客機:
お客さんを運ぶための飛行機
ヘリコプターが該当するのは?他には何があるの?
ヘリコプターは
人を乗せて空を飛ぶことができますし
推進力もあります。
またお客さんを運ぶ目的の
ヘリコプターだってあります。
ということは!
ヘリコプターは
航空機であり旅客機に該当します。
固定翼で飛ぶわけではないので、
飛行機にはあたりません。
ヘリコプターのほかに、
- 旅行で乗る飛行機
- 飛行船
なども航空機であり旅客機に該当します。
旅行で乗る機体はどれに該当する?
旅行のときに乗るのは旅客機ですね。
旅客機はもちろん航空機の1種ですし
飛行機でもあります。
航空機の中の飛行機、
飛行機の中の旅客機という関係です。
まとめ
いかがでしたか?
『飛行機』『航空機』『旅客機』の違いは
- 推進力を備えているか
- 固定翼で飛ぶか
- 目的
の3点です。
- 推進力があり固定翼で空を飛ぶ
⇒飛行機 - 人を乗せて空を飛ぶ乗り物全部
⇒航空機 - お客さんを運ぶための飛行機
⇒旅客機
ヘリコプターは航空機であり
旅客機に該当します。
また私たちがよく旅行で乗る機体は
航空機であり飛行機であり旅客機です。
『飛行機』『航空機』『旅客機』は、
- 航空機の中の飛行機
- 飛行機の中の旅客機
という関係です。