『出典』と『引用』と『参考』。
なんとなく使う言葉ですが、
正確な使い分けや違い、ご存知ですか?
ネット上の著作権保護が叫ばれるようになり、
この3つの違いや書き方は
とても大切になってきました。
ちゃんと知っておかないと、
何の気なく書いたことが著作権違反だと
叱られちゃうかもしれません( ;∀;)
そこで今回は
出典と引用と参考の違いを調べてみました。
- 出典・引用・参考の違いとは?
- 出典・引用・参考の正しく使い分けるポイントとは?
- 出典・引用・参考の正しい書き方とは?
について詳しくお話しします。
「別にプロの作家じゃないから…」
と思うなかれ。
誰もがブログなどで世界中に発信できる今、
この3つの使い分けはとても大切です(*^-^*)
簡単なので、一緒に勉強していきましょう。
出典・引用・参考の違いとは?
出典と引用と参考の違いを知るには、
意味を知らなくてはいけません。
それぞれの意味を確認しておきましょう。
1.出典の意味とは?
出典とは、辞書には
故事・成語、引用文、また引用された語句などの出所である書物。
(引用元:コトバンク)
とあります。
引用または参考にした
他人の資料や考えのことですね。
今のこの記事なら、
コトバンクが出典にあたります。
2.引用の意味とは?
引用も辞書でひいてみると、
人の言葉や文章を、自分の話や文の中に引いて用いること。
(引用元:コトバンク)
とあります。
書いてあることや聞いたことを
そのまま自分の文や話として話すことです。
今のこの記事なら、コトバンクから私が
「人の言葉や文章を、
自分の話や文の中に引いて用いること。」
を引用したというわけです。
3.参考の意味とは?
参考とは、
何かをしようとするときに、他人の意見や他の事例・資料などを引き合わせてみて、自分の考えを決める手がかりにすること。
(引用元:コトバンク)
と辞書にはあります。
つまり参考書や参考文献など
自分の考えをまとめるのに使った
他人の資料や意見ですね。
この記事で言うなら、
「つまり参考書や…と言い換えるのに
私はコトバンクを参考にした」
ということになります。
出典・引用・参考の意味から
違いをまとめておきますね(*^-^*)
- 出典:
引用または参考にした
他人の資料や考えのこと - 引用:
書いてあることや聞いたことを
そのまま自分の文や話として話すこと - 参考:
自分の考えをまとめるのに使った
他人の資料や意見のこと
そのまま持ってくるのが引用、
自分なりに要約するのが参考、
引用や参考した元の資料などが出典
という感じです。
出典・引用・参考の正しく使い分けるポイントとは?
今お話しした出典・引用・参考の違いが
わかっていれば、使い分けは簡単です。
- 元の文章を自分なりに変えた⇒参考
- 元の文章をそのまま使った⇒引用
- 引用または参考をした⇒出典
著作権法にはもうちょっと細かいルールが
いくつかあるのですが、
ひとまずこの3つのルールさえ守れば大丈夫。
あとは正しい書き方を覚えておきましょう。
出典・引用・参考の正しい書き方とは?
引用・参考をした場合は、
出典を明記する必要があります。
- 図書:
著者名,『書名』,出版社,出版年,該当ページ,
(シリーズ名),ISBN. - WEBページ:
著者名,「Web ページのタイトル」,
〈URL〉,(最終アクセス年月日). - 論文:
著者名,「論文・記事のタイトル」,『雑誌名』,
号数,発行年月,該当ページ. - 新聞:
「記事のタイトル」,『新聞紙名』,発行年月日,
朝/夕刊,版数,面数.
出典は文章のすぐ下に書いてもかまいませんし、
書類の末尾にまとめてかいてもOKです。
まとめ
いかがでしたか?
何の気なく出典・引用・参考と言いますが、
それぞれ意味は違っています。
- 出典:
引用または参考にした
他人の資料や考えのこと - 引用:
書いてあることや聞いたことを
そのまま自分の文や話として話すこと - 参考:
自分の考えをまとめるのに使った
他人の資料や意見のこと
そのまま持ってくるのが引用、
自分なりに要約するのが参考、
引用や参考した元の資料などが出典
という感じですね(*^-^*)
引用・参考した場合は、ご紹介した書き方で
できるだけ正確に出典を明記しましょう。
ブログやツイッターでは、
(引用元:リンク)という形でもOKです。