『フクロウ』と『ミミズク』と『コノハズク』。
…と聞いて、
どんな鳥を思い浮かべますか?
3つとも全部同じ鳥をイメージした方が
多いかと思います。
でも!実はこの3種類には
微妙な違いがあるんです。
今回は
『フクロウ』『ミミズク』『コノハズク』について
詳しく調べてみました。
- フクロウの鳴き声や特徴とは?
- ミミズクの鳴き声や特徴とは?
- コノハズクの鳴き声や特徴とは?
- 家で飼えるの?
- エサは同じ?
を詳しくお話しします。
フクロウ、賢そうでかわいいですよね(^^)
あまりなじみのない鳥ですが、
このチャンスにかれらのことを
詳しく知っておきましょう!
1.フクロウの鳴き声や特徴とは?
フクロウとは
フクロウ目フクロウ科の鳥全般を指します。
世界に140種類ほどおり、
日本でも10種類ほど生息しています。
夜行性の猛禽類で、
さまざまな大きさや色がいます。
特徴は大きな目と鉤爪のようなくちばし。
首が180度以上まわるのも
ふくろう独特です。
フクロウの鳴き声は、よく知られている通り
『♪ホーホー』が基本です。
他にも
- 犬の吠えるような声…なわばり主張
- ぎゃっという叫び声…びっくりしたとき
など、いくつかバリエーションがあります。
2.ミミズクの鳴き声や特徴とは?
ミミズクはフクロウの中でも特に
耳があるっぽくみえる種類のことです。
生物学上フクロウとミミズクは同じですが、
英語では
- フクロウ…owl (オウル)
- ミミズク…horned-owl(ホーネッドオウル)
と分けられています。
ホーネッドとは『角のある』という意味で、
完全に見た目の違いによる分け方です。
ミミズクもフクロウの1種なので、
耳があるっぽく見える以外の
特徴や鳴き声は同じです。
大きさにも差がありません。
3.コノハズクの鳴き声や特徴とは?
コノハズクとはミミズクの1種です。
学名はOtus scopsで、
愛知県の県鳥に指定されています。
特徴はその小ささ。
日本では最小の種類です。
なんと体長はわずか20cmほどで、
手のひらに乗せることも可能なほど!
猛禽類なのに小さいなんて、
なんだかかわいいですよねぇ(^ ^)
コノハズクは鳴き声も特徴的で、
『♪ブッポーソー』と鳴きます。
一般的にブッポウソウと呼ばれている鳥は
コノハズクとはまったく別物なのですが、
本当はコノハズクが鳴いているのに
勘違いされてしまったといわれています。
フクロウ・ミミズク・コノハズクは家で飼えるの?
フクロウもミミズクもコノハズクも
法律上飼うことはできます。
ただし、野生にいるものを捕まえて
飼ってはいけません!
正しい経路で輸入・繁殖された個体を
ペットショップなどで購入して
飼育するようにしましょう。
法律上飼えるとはいっても、
素人さんにはおすすめしません。
夜によく鳴くので騒音対策が必要ですし、
基本的に懐かないといわれています。
トイレのしつけもできませんし、
爪やくちばしで怪我をしたり
家具をボロボロにされたりもします。
またエサも独特なので、
毎日の食事の用意が大変です…。
フクロウ・ミミズク・コノハズクのエサは同じ?
フクロウもミミズクもコノハズクも
基本的にエサは同じです。
肉食のため、野生化では
ネズミなどの小動物を捕まえて食べています。
飼育下でも、エサはお肉です。
冷凍マウスやウズラを買ってきて、
カットして与えます。
エサ代、かなりかかるそうですよ…。。
まとめ
いかがでしたか?
フクロウ・ミミズク・コノハズクの違いは、
- フクロウ:フクロウ目フクロウ科の猛禽類
- ミミズク:フクロウのうち耳っぽいのがある種
- コノハズク:ミミズクの1種で日本最小
です。
鳴き声は基本的にホーホーですが、
威嚇やびっくりしたときの鳴き声など
いくつかバリエーションがあります。
また『ブッポーソー』と鳴くコノハズクのように
特徴的な鳴き声を持つ種類もいます。
フクロウもミミズクもコノハズクも
法律上飼うのは可能です◎
ただし飼育は難しく、エサ代もかかります。
飼うときにはきちんと調べてからに
してくださいね(^ ^)