『始め』と『初め』。
どれも読みは同じ「はじめ」ですが、
この2つは明確に違います。
…なんて言われても、
使い分けが難しいですよね。。
日本語にはこの手の言葉が多いですが、
『始め』と『初め』は特に難しいです。
だけどとてもよく使う言葉なので、
間違えるのはちょっと恥ずかしいです(-_-;)
というわけ今回は
『始め』と『初め』の違いを
調べてみました。
- 始めと初めの違いとは?
について例文も合わせて詳しくお話しします。
『始め』と『初め』は英語にすると
使い分けがぐっと簡単になります。
これを機に一緒に勉強して
はじめマスターになりましょう!
始めと初めの違いとは?
『始め』と『初め』の違いは
- 物事のはじまりなのか
- 最初のことなのか
という2点にあります。
…なんて言われても抽象的で
わかりにくいですね(-_-;)
それぞれの意味と英語での言い方を
みていきましょう。
a.始めの意味と英語とは?
『始』を辞書で調べてみると、
- はじめる。はじまる。
- はじめ。おこり。
(引用元:コトバンク)
とあります。
つまり『始め』とは
物事のはじまりのことです。
「始」という字は女+台と書きます。
女の子が大人になり女性になっていく様子から
作られた漢字で、女性らしさがでてきた
はじまりを意味しています。
このことから、なにかがはじまるときには
『始め』を使います。
『始め』を英語にすると
startやbiggningにあたります。
startやbiggningに置きかえてみてしっくりきたら、
『始め』を使いましょう◎
a.始めの例文
なにかをスタートするときって
日常生活で結構ありますよね。
『始め』の例文はたくさんあります!
- 今日の仕事を始める。
- 一年の仕事始め。
- 新しいプロジェクトを始める。
- 社長を始め、社員一丸となってがんばろう!
- 授業を始めます。着席してください。
- テスト始め!
b.初めの意味と英語とは?
『初』を辞書で調べてみると、
- 物事のはじめ。はじめの時期・段階。
- その時はじめて。経験上はじめての。
(引用元:コトバンク)
とあります。
つまり『初め』とははじめてのことです。
「初」という字はころもへん+刀と書きます。
衣服を作る作業は
刀で裁断することからはじまることから、
はじめてを意味する漢字になりました。
『初め』を英語にするとfirstになります。
firstに置きかえてみてしっくりきたら、
『初め』と書くのが正解です◎
b.初めの例文
『初めて』は「初〇〇」に置きかえても
わかりやすくなります。
- 書初め(今年初書道)
- 年の初め(初年)
- 初めてプロジェクトの入れてもらえた!
(初プロジェクト参加) - 初めて社長秘書を経験する(初体験)
- 人生初めての受験だ(初受験)
- 赤ちゃんが人生初めての注射をされ
初めてぎゃん泣きした
(初注射で初ぎゃん泣き)
- 始め:
物事のはじまりのこと。
英語でいうとstartやbiggning。 - 初め:
はじめてのこと。
英語でいうとfirst。
まとめ
いかがでしたか?
『始め』と『初め』の違いは
- 物事のはじまりなのか
- 最初のことなのか
という2点にあります。
それぞれ
- 始め:
物事のはじまりのこと。 - 初め:
はじめてのこと。
という意味で使われています。
使い分けは日本語で考えるよりも
英語に置きかえるとわかりやすいです。
- 始め=startやbiggning
- 初め=first
それぞれ置きかえてみてしっくりきたら
その漢字が正解です(*^-^*)
『初め』は「初〇〇」に置きかえてみても
わかりやすいですよ(*^^*)
ちなみに…
同じく読みで意味が違う言葉として
『交代』と『交替』があります。
『交代』と『交替』の違いはとっても微妙で
難しいですが、使い分けができると
ビジネスシーンなどで役に立ちます。
ぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。