『節約』と『倹約』。
どれもお金や時間を
できるだけ使わないようにする言葉ですが、
この2つの違い、パッと浮かびますか??
「ほぼ同じやん」って感じですよね(;^^)
でも調べて見たら、
意外と大きな違いがあったんです!
そこで今回は
『節約』と『倹約』の違いをご紹介します。
- 節約と倹約の違いとは?
- 節約・倹約・ケチとどう違うの?
- 節約・倹約・ケチの誰が一番貯金できる?
について詳しくお話しします。
悪口のイメージがある『ケチ』との違いも
気になるところ。
ケチなヤツといわれないように、
『節約』『倹約』『ケチ』の正しい意味を
覚えておきましょう!
節約と倹約の違いとは?
『節約』『倹約』の違いはずばり!
- 対象
の1点です。
それぞれの意味をみていきましょう。
1.節約の意味とは?
まずは『節約』から。
『節約』を辞書で調べて見ると、
むだ遣いをやめて切りつめること。
(引用元:コトバンク)
とあります。
つまり『節約』の対象は無制限。
時間でもお金でもなんでも、
無駄を省くことを『節約』といいます。
『節約』の「節」には区切りという意味があり、
「約」には引き締めるという意味があります。
『節約』とは範囲を区切って引き締める意味で、
時間やお金などいろいろなものに対して
使えるのです。
2.倹約の意味とは?
では続いて『倹約』をみていきましょう。
『倹約』を辞書で調べて見ると、
むだ遣いをやめて切りつめること。
(引用元:コトバンク)
とあります。
「倹」には贅沢をしないという意味があり、
これに「引き締める=約」を合わせて
『倹約=贅沢をせずに引き締める』
という意味になりました。
贅沢をしないという意味ですから、
『倹約』の対象はお金だけです。
- ×時間を倹約する
- ×食材を倹約する
という風には使いません。
節約・倹約・ケチとどう違うの?
『節約』『倹約』とくれば、あと気になるのは
『ケチ』との違いですよね。
『ケチ』を辞書で調べてみると、
むやみに金品を惜しむこと。また、そういう人や、そのさま。吝嗇(りんしょく)。
(引用元:コトバンク)
とあります。
つまり
- 節約・倹約
⇒必要な切り詰めや無駄をやめること - ケチ
⇒必要以上に金品を出し惜しむこと
というわけです。
1.節約家はどんな人のことを言う?
節約家とは、
節約をがんばっている人のことです。
時間やお金などすべてを無駄遣いせず、
つつましく生活上手な人という感じです。
2.倹約家はどんな人のことを言う?
節約家とは、
贅沢せずに倹約をがんばっている人です。
贅沢な暮らしをせずにお金を温存し、
身の丈にあった生活を
しているイメージがあります。
3.ケチはどんな人のことを言う?
ケチな人は
物もお金も十分にあるのに
出し惜しむイヤなヤツって感じです。
『節約』『倹約』は無駄遣いしないという
ポジティブなイメージですが、
『ケチ』はおもいっきりただの悪口ですね(;^^)
節約・倹約・ケチの誰が一番貯金できる?
『節約』『倹約』『ケチ』なら
誰が一番貯金できるんでしょうか?
たぶん『節約』じゃないかなぁと思います。
『倹約』はやっぱり窮屈ですし、
貯金には時間的な無駄も省いて
1日を上手く使うことも必要です。
『ケチ』な嫌なヤツにはなりたくないですし、
時間もお金も上手に無駄を省いていくのが
貯金への一番の近道じゃないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
『節約』『倹約』『ケチ』はそれぞれ、
- 節約:
時間やお金などのむだ遣いをやめて
切りつめること。 - 倹約:
贅沢をせずにお金を切りつめること。 - ケチ:
むやみに金品を出し惜しむこと。
をいいます。
『節約』の対象は無制限ですが、
『倹約』はお金にのみ使います。
ケチはほとんどただの悪口です。
節約家と倹約家とケチな人なら、
節約家が一番貯金できると思います(^^)
貯金にはお金だけでなく、
時間の無駄を省くことも必要ですからね。