『簾(すだれ)』と『葦簀(よしず)』。
こう言われて、
パッと違いが頭に浮かびますか??
なんとなく草でできたブラインドみたいなヤツ
というイメージですが、
なかなか正確にはわからないですよね(;^^)
そこで今回は
『簾』と『葦簀』の違いを調べてみました。
- 簾と葦簀の違いとは?
- 簾と葦簀で涼しいのはどっち?
- 簾と葦簀で値段の違いはあるの?
について詳しくお話しします。
『簾』と『葦簀』はどちらも
古くからある伝統の知恵です。
違いを知って活用すれば、
暑い夏も快適に過ごせますよ(*^^*)
簾(すだれ)と葦簀(よしず)の違いとは?
『簾』と『葦簀』の違いはずばり!
- 材料
- 大きさ
の2点です。
それぞれどんなものなのか
詳しくみてみましょう。
1.簾(すだれ)とは?
まずは『簾(すだれ)』から。
簾を辞書でひいてみると、
細いアシまたは細く割ったタケを糸で編んだもので,軒などにつるす。
(引用元:コトバンク)
とあります。
葦(アシ)という水辺に生える細い植物や
竹を細く割ったものなど
細い材料を巻きす状に編んだものを
『簾』と呼びます。
一般的に小型で、
古くは牛車の窓や室内の目隠しとして
使っていました。
最近ではプラスチック製のものもあり、
窓にかけて使う人が多いです。
2.葦簀(よしず)とは?
次は『葦簀(よしず)』です。
葦簀を辞書でひいてみると、
スゴロ、ヨシなどとよばれる植物の茎を編んでつくった簀(す)。
(引用元:コトバンク)
※注:ヨシとアシは同じ植物
とあります。
スゴロや葦(ヨシ・アシ)など
細くない植物を巻きす状に編んだものを
葦簀と呼びます。
一般的に大型で、
軒先に立てかけて使うことが多いです。
こちらも現在ではプラスチック製のものが
販売されており、
夏の日よけに庭などで使う人が多いです。
- 簾(すだれ):
細い植物を巻きす状に編んだもの
小型 - 葦簀(よしず):
細くない植物を巻きす状に編んだもの
大型
簾(すだれ)と葦簀(よしず)で涼しいのはどっち?
一般的には葦簀の方が大型なので、
葦簀の方が涼しいです。
大型の方が窓全体をおおえて
より大きな日よけになってくれますからね(^^)
ですがその分葦簀には、
- 扱いにくい
- 保管に困る
- 基本的に外に置くので劣化しやすい
というデメリットもあります。
逆に簾には、
- 扱いやすい
- 保管も簡単
- 屋内に置くから劣化しにくく長持ち
というメリットがあります。
大きな窓や西日が強い窓には葦簀、
それ以外の小さな窓には簾という風に
2つを使い分けましょう。
それぞれのメリットを活かして
エコに涼しく過ごせますよ(^^)
簾(すだれ)と葦簀(よしず)で値段の違いはあるの?
材料と大きさの違う簾と葦簀ですが、
値段も違います。
質にもよりますが、
基本的に大きな葦簀の方が高いです。
ただ最近はプラスチック製の安価な葦簀も
ホームセンターなどで販売されています。
ぜひ一度見に行ってみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
『簾』と『葦簀』はどちらも
植物の茎を巻きす状に編んだものです。
しかし
- 材料
- 大きさ
の2点が違っています。
- 簾(すだれ):
細い植物を巻きす状に編んだもの
小型 - 葦簀(よしず):
細くない植物を巻きす状に編んだもの
大型
簾も葦簀も日本に古くからある
伝統的な日よけや目隠しです。
エコが叫ばれている現代でも、
窓やひさしにかけて日よけにすると
エアコンの効率があがると人気です(^^)
葦簀の方が大きいため、
より涼しいといわれています。
しかし葦簀の方が値段も高いので、
簾と適材適所で使い分けるのがおすすめ◎
たとえば、大きな窓には葦簀、
それ以外の小さな窓には簾という風に
2つを使い分けると、
エコにお安く涼しい夏を楽しめますよ。
最近は安価で扱いやすい
プラスチック製もあります。
ぜひホームセンターなどに
見に行ってみてくださいね。