『以下』『未満』『以上』『超える』。
どれも数字などを比べて
多いか少ないかを表す言葉です。
話し言葉としても書き言葉としても
よく使う言葉ですよね。
でも…
「これ数字は入るんだっけ??」
「この記号ってどう書くんだっけ?」
って迷ってしまうこと、ありますよね(-_-;)
そこで今回は
『以下』『未満』『以上』『超える』の違いを
調べてみました。
- 以下・未満・以上・超えるの違いとは?
- 正しく使い分けるポイントとは?
- 以下・未満・以上・超えるを表す記号とは?
について詳しくお話しします。
この4つ、算数で習っているはずなのですが
ついつい忘れたり間違いがちです。
この機に一緒に復習しましょう!
以下・未満・以上・超えるの違いとは?
『以下』『未満』『以上』『超える』の違いは
ずばり!
- 数字を含むか含まないか
の1点のみです。
1つずつみていきましょう。
1.以下とは?数字は含まれるの?
まずは『以下』です。
『以下』を辞書で調べてみると、
数量・程度・優劣などの比較で、それより下の範囲であること。数量では、基準を含んでそれより下をいい、その基準を含まないときは「未満」を使う。
(引用元:コトバンク)
とあります。
つまり『以下』とは
「数字を含んで、それより下」という意味です。
『以下』の「以」には
「それより」という意味があります。
「それより下=以下」なので、
数字を含むのですね(*^-^*)
2.未満とは?数字は含まれるの?
次は同じ下シリーズで『未満』です。
『未満』を辞書で調べてみると、
ある数に達していないこと。ある数を境に、ある数そのものは含めず、それより少ない数であること。
(引用元:コトバンク)
とあります。
つまり『未満』とは
「数字を含まないで、それより下」という意味です。
『未満』の「未」には打消しの意味があります。
「満足していない=未満」なので、
数字を含まないのです。
3.以上とは?数字は含まれるの?
次は『以上』をみてみましょう。
『以上』を辞書で調べてみると、
数量・程度・優劣などの比較で、それより上の範囲であること。数量では、その基準をも含む
(引用元:コトバンク)
とあります。
つまり『以上』とは
「数字を含んで、それより上」という意味です。
『以下』と『以上』は数字を含む
と覚えておきましょう。
4.超えるとは?数字は含まれるの?
最後は『超える』です。
『超える』を辞書で調べてみると、
ある基準・数値を上まわる。越す。
(引用元:コトバンク)
とあります。
つまり『超える』とは
「数字を含まず、それより上」という意味です。
『超える』ということは
その数字さえ上回ることです。
だから数字は含みません(*^-^*)
- 以下:
数字を含んで、それより下。 - 未満:
数字を含まず、それより下。 - 以上:
数字を含んで、それより上。 - 超える:
数字を含まず、それより上。
正しく使い分けるポイントとは?
『以下』『未満』『以上』『超える』は
どうやってもこんがらがりますよね。
そんなときでも正しく使い分けるポイントは、
- 以上と以下は数字を含む
- それ以外は含まない
と覚えておくことではないでしょうか。
「以」がつくものは数字を含む
と覚えておけば、
迷っても正解にたどり着けますよ◎
以下・未満・以上・超えるを表す記号とは?
『以下』『未満』『以上』『超える』には
それぞれ記号があります。
- 1万円以下のディナー:ディナー≦1万円
- 1万円未満の旅行:旅行<1万円
- 1万円以上の指輪:指輪≧1万円
- 1万円を超えるお年玉:お年玉>1万円
まとめ
いかがでしたか?
『以下』『未満』『以上』『超える』の違いは
- 数字を含むか含まないか
の1点です。
- 以下:
数字を含んで、それより下。 - 未満:
数字を含まず、それより下。 - 以上:
数字を含んで、それより上。 - 超える:
数字を含まず、それより上。
です。
使い分けポイントは
「以」がつくものは数字を含む
と覚えておくこと。
これさえ覚えておけば、
迷っても正しく判断できますよ◎
『以下』『未満』『以上』『超える』には
それぞれ記号があります。
- 1万円以下:≦1万円
- 1万円未満:<1万円
- 1万円以上:≧1万円
- 1万円を超える:>1万円
こちらも覚えておくと便利ですよ(*^-^*)