『辞典』と『事典』と『字典』。
どれも読みは「じてん」なのですが、
漢字が1文字ずつ違っています。
この3つ、どう違うのでしょう?
3つともあまり意識しない言葉だと思いますが、
1文字違うだけで大きな違いがあるのです!
…難しいですよね(-_-;)
そこで今回は
辞典・事典・字典の違いを調べてみました。
- 辞典・事典・字典の違いとは?
- 正しく使い分けるポイントとは?
について詳しくお話しします。
口語でこの3つを言い分ける方法も
あわせてご紹介しますね(*^-^*)
辞典・事典・字典の違いとは?
辞典・事典・字典の違いはずばり!
- 解説している内容の違い
です。
辞典・事典・字典も
物事の意味を解説している書物ですが、
なにの解説をしているのかが違っています。
それぞれなにを解説しているのか、
詳しくみていきましょう。
1.辞典の意味とは?
まずは辞典です。
辞典を辞書でひいてみると、
言葉を一定の順序で配列し,解釈や説明などを加えた書物。
(引用元:コトバンク)
とあります。
辞典とは言葉を解説するもので、
いわゆる辞書のことですね。
- 国語辞典
- 対訳辞典
などさまざなな種類があり、
言葉の意味がわからないとき使うため
『コトバテン』とも呼ばれます。
2.事典の意味とは?
次に事典です。
事典を辞書でひいてみると、
語義の解説を主とする辞典と異なり,事物の名や用語を発音に従って配列し,その内容を解説した書物。
(引用元:コトバンク)
とあります。
百科事典や動物事典など、
事柄を解説するものです。
事柄について調べたいときに使うので、
『コトテン』とも呼ばれます。
3.字典の意味とは?
最後に字典です。
字典を辞書でひいてみると、
語の表記単位である文字、特に漢字を登録した辞書。漢字を一定の順序に並べ、その発音・字源・意味・用法などを説明する。
(引用元:コトバンク)
とあります。
- 漢和字典
- 漢字字典
などの種類があり、
文字について解説するものです。
漢字や字がわからないときに使うので、
『モジテン』とも呼ばれます。
- 辞典:言葉を解説。コトバテン。
- 事典:事柄を解説。コトテン。
- 字典:文字を解説。モジテン。
辞典・事典・字典!正しく使い分けるポイントとは?
辞典も事典も字典も
口語ならすべて「じてん」なので
深く考える必要はありません。
しかし文字にすると漢字が違いますし、
適切な参考資料で調べないと
いつまでたっても疑問が解けません((+_+))
正しい使い分けが必要です。
正しい使い分けのポイントは
”なにを調べたいのか、なにを知りたいのか”
を考えることです。
言葉の意味を知りたいのか、
物事の流れを知りたいのか、
どう書くのかを知りたいのかによって
適した参考資料は違っています。
- 『ぶっちゃけ』の意味を知りたい
⇒コトバテンである辞典 - 第二次世界大戦のきっかけを調べたい
⇒コトテンである事典 - 漢字がわからない
⇒モジテンである字典
という感じで、知りたいことを考えれば
正しい使い分けを判断できます。
まとめ
いかがでしたか?
辞典と事典と字典はどれも、
なにかを解説している書物のことです。
しかし解説してある事柄が違っています。
- 辞典:言葉を解説。コトバテン。
- 事典:事柄を解説。コトテン。
- 字典:文字を解説。モジテン。
言葉の意味を知りたいときは辞典、
物事を知りたいときは事典、
漢字を調べたいときは字典
が参考資料として適しています(*^-^*)
辞典と事典と字典はどれも
口語では「じてん」ですが、
文字にすると漢字が違っていますし
適・不適も大きく違います。
そのため正しい使い分けが必要です。
正しい使い分けのポイントは、
”なにを知りたいのか”から考えること。
- 『ぶっちゃけ』の意味を知りたい
⇒コトバテンである辞典 - 第二次世界大戦のきっかけを調べたい
⇒コトテンである事典 - 漢字がわからない
⇒モジテンである字典
という風に、知りたいことから遡れば
正しい判断が簡単にできますよ♡