順守と遵守の違い!公用文で使われるのはどっち?

『順守』と『遵守』

どちらも読みは「じゅんしゅ」で同じですが、
意味も同じなのでしょうか?

新聞やニュースなどでよく見かけるものの
表記がバラバラだったりして、
混乱してしまいますよね(-_-;)

そこで今回は
『順守』と『遵守』の違い
調べてみました。

  • 順守と遵守の違いとは?
  • 公用文で使われるのはどっち?
  • 遵守から順守になった歴史とは?

について詳しくお話しします。

企業のコンプライアンスなど、
日常生活でも『順守』『遵守』と
叫ばれている昨今。

正しい意味や違いを知っておけば、
なにかのときに安心ですよ(*^-^*)

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順守と遵守の違いとは?

まずは『順守』と『遵守』を
辞書で調べてみましょう。

すると、

じゅんしゅ【遵守・順守】

規則や法律などにしたがい、それをまもること。
(引用元:コトバンク

とあります。

そう!
『順守』と『遵守』は同じ意味なんです。

英語でいうと
コンプライアンス(compliance)ですね。

 

なぜ2つの漢字があるのかというと、

  • 当用漢字から外されそうになったかどうか

という点に原因があります。

1.順守の意味とは?

『順守』の意味は法律などを守ること。

従うという意味「順」と「守」で
ルールなどに従う・守る
という意味
になりました。

しかしこれピッタリに見えますが、
実は当て字なんです。

もともとの表記は『遵守』が正解。

でも「遵」の字が当用漢字から
外されそうになったときに、
ちょうどいいやと『順』の字が
あてられただけなのです。

2.遵守の意味とは?

『遵守』は『順守』の本来の表記ですから、
意味も同じく法律などを守ること。

というかこっちが本家本元です!

「遵」は法則に従って動くという意味で、
ルールなどに従う・守る
という熟語として
古くから使われてきました。

しかし先ほどもお話しした通り、
「遵」は当用漢字から外されそうになった
という暗い過去があります…。

そんなときに「順」が当てられてしまい、
今では「難しい方の遵」などと
不名誉な呼び名がついてしまいました。

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公用文で使われるのはどっち?

当て字に過ぎない『順守』に押され気味ですが、
やはり強いのは本家本元です。

公用文や教科書では『遵守』が使われています。

 

その理由は、「遵」は当用漢字から
外されそうになっただけで
外されてはいないから!です。

遵守から順守になった歴史を
みていきましょう。

遵守から順守になった歴史とは?

 

『遵守』から『順守』になったのは
昭和29年3月15日のことです。

当用漢字(今の常用漢字)から
「遵」の字を外すという案
国語審議会で出されました。

これを受けて日本新聞協会は
「遵」の代用として音が同じで
意味も似ている「順」を定め、
『遵守』も『順守』に表記が変わったのです。

これに合わせて、テレビ番組でも
「順」が使われるようになりました。

 

しかし現在まで、
「遵」は常用漢字にちゃんと残っています。

そのため、

  • 新聞やテレビ⇒順守
  • 公用文や教科書⇒遵守

とバラバラに使われるようになりました。

まとめ

いかがでしたか?

『順守』と『遵守』は読みも意味も同じです。

本来は『遵守』が正しく、
『順守』はただの当て字です。

しかし今では

  • 新聞やテレビ⇒順守
  • 公用文や教科書⇒遵守

とバラバラによく使われています。

これは一度「遵」の字が
常用漢字ではなくなりそうになったから。

「遵」が常用漢字から外れる案がでたときに
新聞協会が「順」を代用漢字に定めたため、
このような表記の違いが生まれました。

 

メールやビジネス文書では
『順守』と『遵守』のどちらを書いても
間違いではありません。

使い分けるとしても、

  • 役所などに出す正式な文書⇒遵守
  • 会社内部に通達など⇒順守

くらいの緩い感じでOKです。

 

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