「ふねに乗って旅に出よう」
会話をする上では問題なく通じますが、
これを文字で書く場合、「船」と「舟」
どちらを使えば良いのでしょうか?
どちらも同じような意味にはなりますが、
この2つの漢字にどのような違いがあるのか
気になりますよね。
そこで今回は、
・船と舟の意味や読み方
・船と舟以外にも「ふね」と読む漢字
こちらについてお話をしていきますので、
今後”ふね”を使って旅行に行くことを
メールなどで伝える際に間違えないように
しっかり勉強していきましょう!
船と舟の違いとは?
早速ですが、船と舟に意味の違いは
あるのでしょうか?
そして、読み方は「ふね」以外にも共通した
読みや違った読み方はあるのでしょうか?
それぞれの言葉の意味と読み方を
見ていきたいと思います。
1.船の意味・読み方とは?
まずは、「船」の意味と読み方からです。
船の意味は、
1.人や荷物をのせて水上を進む交通機関。推進力に動力を用いる大型のもの
2. (「槽」とも書く)水・酒などの液体を入れる箱形の容器。湯船 (ゆぶね) 、水船 (みずぶね) など。引用元:デジタル大辞泉(小学館)
という意味になります。
「船」の場合は、大型で動力がついた
”ふね”を表す時に用いります。
海を渡る旅行などに行くときには
この「船」を使います。
また、読み方は、
ふね、ふな、セン
と読みます。
豪華客船(ゴウカキャクセン)などに使いますね。
2.舟の意味・読み方とは?
続いて、「舟」の意味と読み方に
ついてです。
舟の意味は、
1. 人や荷物をのせて水上を進む交通機関。手でこぐ小型のもの。
2, 魚介類のさしみを盛る舟型の食器。引用元:デジタル大辞泉(小学館)
このような意味になります。
先程の「船」と同じような意味ですが
「舟」は 小型で手漕ぎのものを指す時に
用いられます。
また、読み方は、
ふね、ふな、シュウ
と読みます。
呉越同舟(ゴエツドウシュウ)などという
言葉で使われていますね。
船・舟以外に「ふね」の漢字は他にもあるの?
「船」や「舟」以外にも「ふね」と読む
漢字はあるのか、気になったので調べて
みました。
すると、他にも、
槽、舩、舸、艇、艘
などが「ふね」と読みます。
いずれも「船」「舟」に関する意味で
部品や部分を表す漢字です。
まとめ
いかがでしたか?
「船」と「舟」についてお話して
きましたが、違いについて理解することが
出来たでしょうか。
お話したことをまとめると、
・船はエンジンが付いた大型のもの
・舟は手漕ぎで小型のもの
となります。
ちなみに英語では、
船:ship
舟:boat
このように単語が既に違いますし
舟をボートと聞くと、違いがとても
わかりやすいですよね。
これで、世界一周旅行を「ふね」で
する場合、「舟」と書いて友達から心配
されることは無くなりましたね(笑)
このように日本語には違いが難しい言葉が
たくさんあります。
こちらも合わせて読んで違いがわかる
大人になりましょう。