『生誕』と『誕生』。
漢字をひっくりかえしただけで
とてもよく似ている言葉です。
しかも意味はどちらも同じ…(;~ ~)
なんで同じ意味の言葉が2つもあるのかと
日本語の繊細さがちょっと恨めしいです。。
でも実際には使い分けられているので、
ここは違いを覚えるしかありません!
というわけ今回は
『生誕』と『誕生』の違いを
調べてみました。
- 生誕と誕生の違いはあるの?
- 生誕祭と誕生祭は同じこと?
について詳しくお話しします。
『生誕』と『誕生』の違いは
実は簡単で一度覚えたら
もう間違える心配はないくらいです。
一緒に勉強していきましょう!
生誕と誕生の違いはあるの?
『生誕』と『誕生』の違いは
- 使う相手
の1点です。
ねっ、簡単そうでしょう?(^^)
1.生誕とは?
『生誕』を辞書で調べてみると、
人が生まれること。誕生。
(引用元:コトバンク)
とあります。
つまり『生誕』とは
人間が生まれることです。
『生誕』は人間にしか使えない言葉で、
「犬の生誕」などとはいいません。
また基本的には偉人に使われます。
たとえば
- 有名歌手の生誕祭
- 釈迦の生誕から○○年
という感じですね(*^-^*)
とはいえ偉人でなければ
使えないというルールはありません。
自分や友だちに使ってもOKなので、
あまりかたく考えなくて大丈夫です。
動物に使わないようにだけ気をつけましょう。
2.誕生とは?
『誕生』を辞書で調べてみると、
- 人が生まれること。出生。生誕。
- 生まれて1回目の誕生日。
- 物事や状態が新しくできること。
(引用元:コトバンク)
とあります。
つまり『誕生』とは
なにかが生まれることです。
『生誕』が人間にしか使えないのに比べて
『誕生』はなにに対しても使えます。
人間でも動物でも偉人でも普通の人でも
建物でもなんでもOK。
たとえば
- 有名歌手の誕生日
- キリストの誕生から○○年
- 待望の大型スーパーの誕生
- 愛犬の赤ちゃんの誕生
という感じです。
一般的に「うまれる」ことを言う場合は
『誕生』を使います。
『生誕』は現代ではかなり特殊な言い方で、
アイドルの生誕祭や宗教儀式など
あえての場合にしか使いません。
- 生誕:
人間が生まれること。
動物には使えない。
基本的には偉人に使う。 - 誕生:
なにかが生まれること。
基本的にはこちらを使う。
なんにでも使える。
生誕祭と誕生祭は同じこと?
さて。
それぞれの意味がわかったところで、
今度は実際の使い方をみていきましょう。
『生誕』と『誕生』は
『生誕祭』と『誕生祭』という形で
よく使われます(*^^*)
これ、どちらも「お誕生日会」のことで
特に違いはありません。
ただ先ほどお話しした通り、
『生誕』は基本的に偉人に使います。
偉人は亡くなっている場合が多いので、
生きている人に『生誕祭』を使うと
少し違和感があります。
一般的には
- 生きている人や一般人⇒誕生祭
- 亡くなった人や偉人⇒生誕祭
を使います。
まとめ
いかがでしたか?
『生誕』と『誕生』はどちらも
「生まれること」の意味で同じです。
ただ使う対象が違っていて
- 生誕:
人間が生まれること。
動物には使えない。
基本的には偉人に使う。 - 誕生:
なにかが生まれること。
基本的にはこちらを使う。
なんにでも使える。
と使い分けられています。
とはいえこの使い分けは
若干あいまいです(;^ ^)
偉人でなくても『生誕』を使ってOKですし、
偉人に対して『誕生』を使ってもいいです。
人間以外に『生誕』を使わない
という1点にだけ注意しましょう。
ちなみに…
『生誕』と『誕生』と同じく意味の違いや
使い分けがあいまいな言葉として
『目的』『目標』があります。
この2つですが明確な違いがあり、
とても興味深いですよ!
ぜひ一度読んでみてくださいね(*^-^*)