『バルコニー』と『べランダ』と
『テラス』と『デッキ』。
似ているようでなにか違う気がする単語ですが、
正しい違い、わかりますか??
「テラス席」とは言いますが
「ベランダ席」とは言いませんし、
バルコニーとデッキの差はさっぱりです(-_-;)
というわけで、今回は
『バルコニー』と『ベランダ』と
『テラス』と『デッキ』の違いを
調べてみました。
- バルコニーとベランダの違いとは?
- テラスとデッキの違いとは?
について詳しくお話しします。
この4つの違いを正しく知っておけば、
家を建てるときやリフォームするときにも
役に立ちます。
この機に一緒に勉強しましょう(*^^*)
バルコニーとベランダの違いとは?
まずはバルコニーとベランダの違いから
みていきましょう。
バルコニーとべランドの違いはずばり!
- 屋根やひさしがあるかどうか
の1点です。
詳しくみていきましょう。
1.バルコニーとは?
バルコニーを辞書で調べてみると、
洋風建築で、階上の室外に張り出した手すり付きの所。露台。バルコン。
(引用元:コトバンク)
とあります。
通常建物の2階以上(地表より高い階)で
建物本体から張り出した部分をいいます。
たいていは手すりなどで囲われていて、
屋根やひさしはありません。
建物の内か外かを問わないため、
劇場の2階席などもバルコニーとよばれます。
2.ベランダとは?
次にベランダーを辞書で調べてみると、
建物から張り出した縁。普通、庇ひさしのあるものをいう。
(引用元:コトバンク)
とあります。
建物から張り出した部分という意味では
バルコニーと同じですが、
ベランダには屋根やひさしがあるのです!
となると、
ここでちょっと疑問がわきませんか??
「じゃぁルーフバルコニーってなんやねん。」
「ルーフって屋根なんだから、
屋根付きバルコニーならベランダじゃないの?」
と思いますよね。
ルーフバルコニー付きの家は人気な上
家賃も高めなのに、
ただのベランダなら怒りがわきます(;^_^A
ルーフバルコニーのルーフは
下の階の屋根を意味しています。
下の階の屋根をバルコニーとして利用するので
ルーフバルコニーと呼ばれているのであって、
決して屋根付きバルコニーではありません。
安心してくださいね(*^-^*)
テラスとデッキの違いとは?
次にテラスとデッキの違いを
みていきましょう。
テラスとデッキの違いはずばり!
- 地面より高いかどうか
の1点です。
詳しくみていきましょう。
1.テラスとは?
テラスを辞書で調べてみると、
洋風建築で、建物に面して屋外に張り出す、土を盛って設けた床面。
表面をコンクリート・煉瓦(れんが)・敷石などで仕上げる。
一般に休息や飲食の場所として用いるが、元来は室内と庭園をつなぐために設置された。
建物に付属せず、公園などに設けた同様のものもいう。
(引用元:コトバンク)
とあります。
テラスとはもともと
フランス語で『盛り土』の意味していました。
これが現在では、地面よりも高い床板部分を
指すようになったのです。
テラスは1階に作られるもので、
2階以上に作られるものは
ベランダやバルコニーと呼ばれます。
2.デッキとは?
次にデッキを辞書で調べてみると、
多数の層からなる建築物におけるそれぞれの層である階の事を指すが、庭等に設置される木材で作られたウッドデッキの事なども指す。
(引用元:コトバンク)
とあります。
デッキはもともと船の甲板など乗り物の床や
乗り降りするための通路のことでした。
これが今では建物の外に設けられた
ある程度広い部分を指すようになりました。
デッキの高さに決まりはなく、
たいていは地表と同じ高さに作られます。
ちなみに、玄関先に作られたデッキは
『ポーチ』と呼ばれます。
まとめ
いかがでしたか?
バルコニーとベランダの違いは
- 屋根やひさしがあるかどうか
の1点。
屋根があるものがベランダで、
屋根のないものがバルコニーです。
またテラスとデッキの違いも
- 地面より高いかどうか
の1点です。
地面より高いものがテラスで
同じ高さのものがデッキです。
ちなみに…
バルコニー・べランダとテラス・デッキの違いは
1階にあるかどうかです。
1階にあるものがテラス・デッキで、
バルコニー・べランダは2階以上にあります。